Python4PHPer 第2回講習会に行ってきた
PHP-users のメーリングリストへの告知がきっかけで行って参りました。予想をはるかに越える、素晴らしいイベントだったので、その凄さを簡潔に紹介。
主催者が凄い
主催者である桑田氏は過去に、RubyKaigi、PHP Conference、YAPC など様々なイベントにおいて講演を行っている。Web サイト kuwata-lab homepage においては、Python 向けのテンプレートエンジン pyTenjin を始め、多数の開発者向けプログラムを提供している。根っからのプログラマーという印象。
間口の広さが凄い
タイトルの通り、PHP ユーザーを対象とした講習会であり、プログラミングはある程度できることが求められるものの、「Python に関しては全く知らない」という人でも参加できるようにプログラムされている。それでいて、最後には Google App Engine 上で、Big Table を利用したプログラムを動作させるところまで行く。
反面、ある程度 Python が書ける人に取っては、退屈な部分もあったかもしれない。講習会前に 3 日ほど予習していただけの私でさえ、最初の数時間は既に覚えた文法のおさらいがほとんどという感じ。
ただ、桑田氏の、プログラミング一般や、Python 言語仕様に関する理解は凄まじいものがあり、「オブジェクト指向の仕組み」や、「メソッドの名前解決の優先順位」などの、興味深い話も聴けるので、Python がある程度書ける人にも、十分楽しめる内容だったことでしょう。
スケジュールが凄い
10:00 ~ 21:00 という予定で、実際にはそれも少しオーバー。それだけの長時間を、桑田氏ひとりで進める。もちろん休憩はあるものの、全員心地よい疲労感とともに講習会を終えたことと思います。
テキストが凄い
講習会は、桑田氏自作のテキストをベースに進められる。その量、PowerPoint で 200 ページ超。Python と PHP を比較しながらの解説も大変わかりやすい。
コストパフォーマンスが凄い
上記のテキストを始め、準備にはかなりの時間が割かれていることと思われますが、それでも参加費は 1 人 500 円と格安。元が取れないわけがない。
また、女性、カップル、中学生以下は無料となるそうです。
まとめ
初心者にもやさしく、全員が一定の目標を達成に到達でき、主催者がともに喜んでくれる、楽しい講習会でした。そんなわけで、次回も是非参加したいと思っています。
(ですが、次回はもうちょい早めに終わって、懇親会とかもあればと思っていたり。)
仕事で Python を使う、という人は、日本にはなかなかいないかと思いますが、純粋にプログラミングが好きな人は、是非次の機会に参加してみてください。
関連リンク
- Python4PHPer on Google グループ
- #python4phper on Twitter
- kuwata-lab homepage
その他の参加者によるブログ