キャッチアップが一足遅れてしまいましたが, 何となく状況を把握できたのでアクションを起こした次第です.

はてなブックマークボタンのトラッキング問題で高木浩光先生が決別ツイートをするに至った経緯まとめ

ところでこの NAVER まとめページを見ていると, *.microad.jp へのトラッキングリクエストが複数行われるのは何なんでしょうか?

microad へのトラッキングのキャプチャ

microad へのトラッキングのキャプチャ

このブログに行った対応

  • はてなブックマークボタンの削除 (WP Social Bookmarking Light というプラグインの設定)
  • Zenback のはてなブックマークボタンの削除 (Zenback の管理画面から)
  • Zenback のはてなブックマークコメントの削除 (Zenback の管理画面から)

同様の対応を GitHub Pages で書いている殴り書きブログ Scribble にも行っています.

はてなブックマークボタンにはトラッキングするものとしないもの があって, WP Social Bookmarking Light ではトラッキングするもの, Zenback により埋め込まれるものはトラッキングしないものになっていました.
ところが, Zenback のログアウト状態でのトップページに行くとはてなブックマークボタンがあり, これはトラッキングするもので, track.send.microad.jp へのリクエストが確認できました.

このブログでははてなスターも使っていますが, これはそのままにしてあります.
特にトラッキングっぽいことをしていわけでは無さそうだということもありますが, テンプレートに直書きで入れてて外すのが面倒だというのもあります.

また, WordPress では例えば WP Super Cache といったキャッシュプラグインを使用している場合はキャッシュに残っていることがあるので, 削除しておく必要があります.
これは WP Super Cache の管理画面からすぐできました.

個人的に行った対応

  • ローカルマシンの /etc/hosts を書き換えて *.microad.jp のいくつかを 127.0.0.1 に向けた
  • Chrome のはてなブックマーク拡張をアンインストール

/etc/hosts には以下のような行を追加しました.

CDN っぽいのは別にいいような気もしますが, js ファイルを拒否しておくのは効果がありそうなのでやってみました.
数もそんなに多くないし.

これを追加してからは Wireshark に microad っぽいパケットが引っかからなくなりました.

Wireshark による microad のキャプチャ

Wireshark による microad のキャプチャ

…といってもリクエスト先の IP がデタラメなだけでリクエスト自体は行われているはずなので, Destination が 127.0.0.1 のものが引っかかりそうな気はするんですが, やり方が悪いんでしょうか.
どなたか教えていただきたいです.

トラッキングされるものとされないものの違い

トラッキングされないものの埋め込みコードを確認したところ, script タグで指定しているファイルが違うだけでした.

  • トラッキングされるもの

    http://b.st-hatena.com/js/bookmark_button.js

  • トラッキングされないもの

    http://b.st-hatena.com/js/bookmark_button_wo_al.js

要するにファイル名に _wo_al があるかないかだけの違いなので, はてなブックマークボタンを使い続けたい場合は _wo_al をつける (もしくはそうなっているか確認する) という手段もあるでしょう.

WP Social Bookmarking Light について

前述の通り, WP Social Bookmarking Light では行動履歴がトラッキングされるタイプのはてなブックマークボタンが使用されるようになっていたので, Pull Request を送らせていただきました.
これが取り込まれれば, WP Social Bookmarking Light を使ってはてなブックマークボタンを表示させても, それにより行動履歴のトラッキングは行われなくなります.

とはいえそれがいつになるかはわからないので, 取り急ぎは前述の通りプラグインの中身で _wo_al を付加した js ファイルを指定する方法を取るのがいいでしょう.

まとめ

私自身ははてなブックマークをそんなに利用している方では無いと思いますが, 今回の問題は残念としか言いようがありません.
最近のアップグレードが素晴らしかっただけに, 特にそう思います.

この件について聞いてからもしばらくははてなブックマークを使っていましたが, 何らかの対応が行われるまではしばらく使用をやめるつもりです.

とはいえ, はてなブックマークが提供する機能自体は素晴らしいものだと思いますし, 代替も特に思いつかないので, 良い形でまた利用できるようになればと願っています.

2012-03-11 19:20 追記

/etc/hosts で microad のホストを 127.0.0.1 に向けたあとに Wireshark でキャプチャできなくなった件ですが, キャプチャしているのが LAN パケット (en0) だったせいでした.
ループバックパケット (lo0) をキャプチャすることで, 127.0.0.1 から 127.0.0.1 への *.microad.jp のコンテンツを要求する HTTP リクエストを確認できました.
itsango さんありがとうございました.

2012-03-11 22:50 追記

WP Social Bookmarking Light に送った Pull Request が取り込まれ, WordPress のプラグインポータル側にも反映されました.
最新の 1.7.1 以降であればトラッキングしないタイプのはてなブックマークボタンに置き換わっています.

素早い対応をしていただいた作者の @utahta さんに感謝します.

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非常に些細なことですが、 Permalink ごとの title タグのフォーマットを変更しました。


Born Too Late » 記事タイトル

記事タイトル – Born Too Late

変更はこれだけ。

残念なタイトルの例変更した理由は以下の通り。

  • “»” (») だと、うまくコピペ時に失敗して文字化けすることがある。
  • Permalink において主張すべきは「その記事が何であるか」であって、ブログの名前ではない。

このスクリーンショットを見てもらうとわかるとおもいますが、タイトルにも気を配らないと、ブラウザのサイドバー等で残念なことになります。

些細な変更でも、ユーザビリティ (ファインダビリティ ?) 的に大きな違いが出ることはよくあるものです。

See also

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これまでは XREA の有料ホスティングを利用していましたが、さくら VPS に移行しました。

この移転にあたって、大体以下のような作業を行っています。

  • さくら VPS 契約
  • OS は Ubuntu 10.04 (32bit) をインストール
  • ログインを公開鍵方式に限定して sshd を起動
  • ufw でファイアウォールの構築
  • aptitude や tasksel などで LAMP 環境の構築
  • WordPress 最新版をインストールし、テスト環境に
  • Git をインストール
  • テスト環境を Git リポジトリにチェックイン
  • RVM をインストール
  • WordPress 用とは別に Redmine 用ユーザーを作成し
  • Redmine 用ユーザーに RVM で Ruby 1.8.7 をインストール
  • Redmine 用ユーザーに Redmine をインストール
  • Redmine にブログ用のプロジェクトを作成
  • Redmine に、ブログ移転のために必要なタスクをチケットとして登録
  • Git リポジトリを Redmine と連携
  • Postfix をインストール
  • Redmine の更新が、Postfix を通じてメール通知されるように変更
  • 必要そうな WordPress プラグインをインストール
  • Apache を mod_proxy でリバースプロキシ化
  • munin をインストール
  • Mysql にスロークエリログが出力されるよう設定
  • 旧サーバーから WordPress の記事をエクスポート
  • 新サーバーに WordPress の記事をインポート
  • 本番環境用の VirtualHost を作成
  • テスト環境から git pull し、本番環境の構築
  • /etc/hosts を書き換え、擬似本番テスト
  • DNS の A レコードをさくら VPS のものに切り替え

大体こんな感じです。順番は必ずしもこの通りではありませんが。

さくら VPS では root 権限がもらえるので、いろいろインストールできるし、 Apache や MySQL についても細かく設定・監視ができるので楽しいです。 XREA のときにはできなかったような、より実践的なサーバー運用を学んで、このブログにも残していければと思います。